辰巳芳子オフィシャルサイト*茂仁香

映画「天のしずく」とは

映画「天のしずく」は料理家・辰巳芳子の記録であると同時に私達の乾いた心に届く幸せのレシピです。

監督・脚本 河邑厚徳氏
撮影は辰巳さんの料理を支える、日本中の土地で進められています。
日本の風土の美しさや様々な表情に感動しています。そしてその食材を生かして調理する辰巳さんの手の動き一つひとつの美しさ、丁寧さにも是非注目してもらいたいです。
また、日本の持つ豊かな風土や自然との共存についても映画の中で表現したつもりです。

このような先が見えない不透明な時代だからこそ、多くの人々は自分たちはどうやって生きれば良いか疑問を持っていると思います。
辰巳さんがよく言われるのは「未来と過去をみなさい」ということですが、未来は過去を学ぶことからしか生み出せないのかもしれません。
今をより良く生きたいと思う人には、この映画を是非見て頂きたい。食を通して日本の持つ豊かな自然や人と人とのつながりなど、生きる上での大切にしていくべきことに気付かされることが多いのではと思います。


映画プロデューサー 矢内真由美氏
辰巳さんのお父様は、脳梗塞で嚥下障害を伴った症状で8年間病床にありました。
その間、辰巳さんは毎日旬の食材で工夫したスープを作り続けたのが「いのちのスープ」の始まりです。
スープは手間暇がかかるが、丁寧に作ることは丁寧に生きること。食べる人だけではなく作った人も、自分のできることを確認できはっとするもの。おいしいと感じることは生きる喜びになる。笑顔になる。感謝の気持ちが生まれる。
現在、複数の病院でスープサービスが広がり、医療現場でも「食」の喜びに注目しています。
この作品では辰巳さんの愛情をこめたこれからの世代へのメッセージであり、食から日本人の希望を見つけるきっかけとなると思っています。

この映画を通して何かしら人生の糧となるものや、より良く生きていく上でのヒントを見つけ出すことが出来ると思います。
辰巳先生のことを知っている方も知らない方も多くの方々に観てもらいたい。100年先、200年先の子供たちの為に、今、伝え継ぎたい『生き抜く為の知恵』がこの映画から感じとれると思います。

(2012年パヴォーネVOL.22より引用)